松本清張原作『黒い画集』から若尾徳平が脚色。鈴木英夫が監督したサスペンスドラマ。撮影は逢沢譲。
監督:鈴木英夫
出演:池部良(沖野一郎)
荒木道子(沖野淳子)
吉岡恵子(沖野美佐子)
多田道男(沖野明)
新珠三千代(前川奈美)
平田昭彦(桑山英己常務)
小川虎之助(安井銀行頭取)
中村伸郎(小西副頭取)
小栗一也(田島宇都宮支店長)
松本染升(渡辺重役)
宮口精二(伊牟田博助・探偵)
志村喬(福光喜太郎・総会屋)
北川町子(喜太郎の情婦)
丹波哲郎(山本甚造)
- amazon : 黒い画集 寒流 (1961)
- TSUTAYA : 黒い画集 寒流 (1961)
- Prime Video : 黒い画集 寒流 (1961)
- U-NEXT : 黒い画集 寒流 (1961)
- Youtube : 黒い画集 寒流 (1961)
黒い画集 寒流 (1961)のストーリー
安井銀行池袋支店長沖野一郎(池部良)は、新任の挨拶廻りの時に料亭「比良野」の女主人前川奈美(新珠三千代)を知った。沖野は、常務取締役桑山英己(平田昭彦)とは学校の同窓で、桑山が強引に抜擢したのである。ある日、奈美が増築のため一千万円の融資を頼みに来た。沖野は彼女の店の経営状態からみてこの大口取引を承諾した。それから二人は親密の度を増していった。それから数日を経て奈美は沖野と体の関係を待った。結婚を口にする奈美に、病弱の妻をかかえる沖野の心は動いた。そんな時、桑山が池袋支店に沖野を訪ねて来た。沖野の部屋に遊びに来ていた奈美を見た桑山は翌日のゴルフに沖野と奈美を誘った。奈美に一目惚れした桑山は、追加融資を種に奈美を口説いた。そんな奈美に不安を抱いた沖野だったが奈美を信じた。東京から帰って暫くして、沖野は宇都宮支店に転勤させられた。最後の別れに逢いに行った奈美の態度はよそよそしかった。桑山と奈美は沖野を除外して特殊な関係を持ったのだ。憎悪とシットに燃える沖野は、宇都宮支店にあって仕事が手につかなかった。沖野は秘密探偵社に桑山の素行調査を依頼した。一カ月立って探偵社から伊牟田(宮口精二)がやって来た。奈美は旧大名屋敷を買い取り六千万円はする店内の改装、それに桑山との情事の日取りまでが詳細に記されてあった。沖野はこの資料を持って上京、総会屋ボス福光喜太郎(志村喬)に逢った。株主総会でスキャンダルと不正貸付をバクロ、桑山を社会的に葬るためだ。だが、福光が桑山に買収されてしまった。沖野は再び上京した。伊牟田の協力を得て別の計画を建てたからだ。--渋谷の「春月」で奈美と逢っていた桑山は、盗難車のダッジとは知らず奈美と乗った。自分の60年型ダッジと同じだからだ。二人は沖野の密告によってパトカーに捕まった。だが、銀行は世間態をはばかって事件のもみけしを図った。桑山は左遷されるだろうが、沖野の思う壺にはならなかったのだ。沖野は寒流の真中に自分が入ったことを知って愕然とした。

